7月6日、神戸市が新型コロナウィルスの感染者が発生したと発表しました。
また、7月2日まで兵庫区の病院に入院していた80代女性の患者が、鹿児島市の病院へ転院した7月3日に新型コロナウィルスの感染が確認されたとの報道がありました。
80代女性の感染者は、神戸市内で感染していたと考えられますが、兵庫県や神戸市の集計にはカウントされておらず、鹿児島市で20例目の感染者として公表されています。神戸市内での感染源と濃厚接触者がいるのかどうかが気になるところです。
7月7日現在、兵庫県では累計感染者数は717人、神戸市では292人、現在の入院患者数は13人となります。
また、兵庫県での直近のPCR検査及び抗原検査数は、1日あたり平均で約130人、7月6日には199人がPCR検査及び抗原検査を受けています。
新型コロナウイルスに感染した患者の状況 兵庫県
神戸市内での患者の発生状況について 神戸市
神戸市での新たな感染者
288例目 7月4日 30歳代 男性 神戸市在住 神戸市立垂水中学校勤務 同居者なし 濃厚接触者なし
289例目 7月5日 40歳代 女性 神戸市在住 無職 290例目の同居者
290例目 7月6日 40歳代 男性 神戸市在住 神鋼記念病院勤務(循環器内科医師) 289例目の同居者
291例目 7月6日 20歳代 男性 神戸市在住 神鋼記念病院勤務(循環器内科研修医)
292例目 7月7日 20歳代 女性 神戸市在住
288例~290例の3名は、6月27日(土)に飲食店にて少人数で会食しています。ただし、それぞれの発症日(7/3)の6日前であることから、3名のいずれかから感染した可能性は低く、感染源については調査中です。
神戸市内での患者の発生状況について 神戸市
社会医療法人神鋼記念会神鋼記念病院
垂水中学校
288例目30歳代男性の濃厚接触者が7月8日PCR検査で陽性が判明。この濃厚接触者は明石市在住の60代男性。明石市では2ヶ月ぶりの感染者で、累計22人目となります。
神戸市での感染者数、入院者数の推移
世界では新規感染者数が日々増加
日本では、5月下旬に緊急事態宣言が解除され、徐々に生活や経済活動がもとに戻りつつありますが、6月下旬頃から東京などで感染者数が増加しています。7月4日には全国で274人の新規感染者が確認されました。
兵庫県では、5月17日から新規感染者は出ていませんでしたが、6月19日から感染者が確認されています。
隣県の大阪府では、6月16日頃から徐々に感染者数が増え始めています。7月7日には、緊急事態宣言解除語で最多となる17人の新規感染者が確認されています。
世界では、毎日15万人を超える感染者が発生しており、7月4日には20万人もの新規感染者が確認されています。特に、アメリカ、ブラジル、インドでは毎日2万人から4万人もの新規感染者が確認されています。
国内の発生状況 厚生労働省
外務省 各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況
新型コロナウイルス国内感染の状況 東洋経済新報社
チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス 日本経済新聞
感染予防・感染対策
(1)「3密」(密閉・密集・密接)の回避
(2)身体的距離(ソーシャルディスタンス)の確保(できるだけ2m。最低1m)
(3)マスクの着用(※)、咳エチケットの徹底
※熱中症リスクを考慮し、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合は、マスクをはずす。
(4)手洗い・手指消毒(手洗いは30秒程度、石けん・消毒薬の利用)
(5)体温測定・健康チェック(熱や風邪の症状がある時は自宅で療養)
(6)発症時やクラスター発生時に備え、いつ誰とどこで会ったかを記録
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
兵庫県 新型コロナウイルスの感染拡大を予防する「ひょうごスタイル」の推進
兵庫県 新型コロナウイルス支援情報(個人向け、事業者向け)
神戸市 新型コロナ対策神戸市支援総合サイト
神戸市 新型コロナウイルスについて