明石海峡大橋で10㎞のマラソン大会を開催
明石海峡大橋でマラソン大会の開催が計画されています。マラソン大会の名称は「明石海峡大橋ブリッジラン(仮称)」。
コースは、淡路島の「兵庫県立淡路島公園」をスタートして、「淡路ハイウェイオアシス」、「淡路サービスエリア」を経由して、「淡路インターチェンジ」から「神戸淡路鳴門自動車道」に入ります。
「神戸淡路鳴門自動車道」を北上し、「明石海峡大橋」を渡り、「高速舞子バスストップ」がゴールになります。
明石海峡大橋ブリッジランコースマップ(Google MAP)
上の写真の対岸が淡路島です。写真の左端からスタートして、右端の明石海峡大橋を渡りきったところがゴールとなります。
淡路島の写真左端にスタート地点となる「兵庫県立淡路島公園」、「淡路ハイウェイオアシス」、「淡路サービスエリア」があります。
写真右端には、明石海峡大橋のアンカレイジの一部が見えていますが、そこからゴールまでは約500mです。
前半は下りが続き、明石海峡大橋に差しかかる辺りから橋の中間地点までは緩やかな上りが続きますが勾配はきつくなく、全体として下りの多いコースなのでマラソン初心者にも走りやすいと思います。
走行距離は約10km。目標タイムは40分から60分、トップランナーなら約30分。
全コースを出勤時のやや早めの歩行速度で歩いた場合には約2時間です。
明石海峡大橋は、スタート前後から4時間程度上下線とも通行止めとなります。その時間から逆算すると、制限時間は2時間から3時間程度だと思われますので、体調を崩さない限り、参加ランナーのほとんどの方は完走できるのではないかと思います。
コースの概要
大きな芝生広場
↓ 約2.0km ほぼ下り
ハイウエイオアシス
↓ 約1.0km 緩やかな下り
淡路SA
↓ 約2.5km 平坦
アンカレイジ(岩屋)
↓ 約1.0km 緩やかな上り
主塔(岩屋)
↓ 約2.0km 中間地点まで緩やかな上り、その後緩やかな下り
主塔(舞子)
↓ 約1.0km 緩やかな下り
アンカレイジ(舞子)
↓ 約0.5km 平坦
高速舞子バスストップ
明石海峡大橋ブリッジランコースマップ(Google MAP)
明石海峡大橋でのイベント
明石海峡大橋では、「明石海峡大橋ブリッジワールド」や「明石海峡大橋海上ウォーク」など、定期的に開催されているイベントでは管理通路を通ります。
「明石海峡大橋ブリッジワールド」海上300mの主塔登頂ツアー
明石海峡大橋海上ウォーク 神戸から淡路島まで明石海峡大橋を歩いて渡る
「明石海峡大橋ブリッジラン」では、高速道路上を通行止めにして、ランナーは車道を走ります。
明石海峡大橋の車道を人が通行するのは、開通前の1998年3月にハーフマラソンなどを開催して以来24年ぶりとなります。開通後に車両を通行止めにしてイベントを開催するのは初となります。
定期開催するかどうかは、大会開催後に検討するとのことなので、もしかしたら今回限りのイベントになるかもしれません。
明石海峡大橋の車道を渡る事ができるのは今回が最初で最後かも・・・?
大会開催趣旨
ゴールデン・スポーツイヤーズのレガシーの継承として、新たなスポーツ振興事業を検討してきました。
ワールドマスターズゲームズ 2021 関西が開催される令和4年度には、明石市で「第 41 回全国豊かな海づくり大会」も開催されることから、本州と淡路島を結ぶ世界一の吊り橋である明石海峡大橋を会場とした、ポストコロナにおける兵庫の新しい魅力となるファンランの開催を決定しました。
※兵庫県教育委員会事務局スポーツ振興課スポーツ振興事業班発表の「明石海峡大橋ブリッジラン(仮称)の開催の決定」より引用
明石海峡大橋ブリッジラン(仮称)の開催の決定 兵庫県知事記者会見資料(スポーツ振興事業班)
大会の概要
名称:明石海峡大橋ブリッジラン(仮称)
日程:2022年10月下旬~11月上旬頃
時間:9:00~(予定)
※スタート前後4時間程度上下線とも通行止めとなります。
コース:淡路島公園「大きな芝生広場」をスタートし、明石海峡大橋の車道を渡り、「高速舞子バスストップ」付近がゴールとなります。
距離:約10km
募集定員:5000人(予定)
参加資格:18歳以上(予定)
参加料:未定
募集時期:2022年春頃
主催:兵庫県、兵庫県教育委員会
企画運営:明石海峡大橋ブリッジラン(仮称)実行委員会
明石海峡大橋の全面通行止め
「明石海峡大橋ブリッジラン」は、日曜の午前中に開催し、神戸淡路鳴門自動車道上り線の東浦インターチェンジから垂水ジャンクション間と、下り線布施畑ジャンクションから東浦インターチェンジ間を4時間程度通行止めにする予定です。
強風など天候の影響で通行止めになったことはありましたが、イベントの開催で通行止めにするのは初となります。
マラソン大会の観覧と応援
今回企画されている「明石海峡大橋ブリッジラン」で、観覧や応援ができるのかは未定ですが、淡路SA付近は車道や通路が広く、一度に多くの観客をさばけると思いますが、高速舞子バスストップでは、通路が狭く参加者が通るだけでいっぱいになると思います。
したがって、マラソン大会の観覧や応援が出来るとすれば、淡路島公園と淡路SA付近だけになるのではないかと思います。
観覧場所が淡路島になった場合、マラソン大会スタート以降は、淡路島へ渡る手段が明石と岩屋を結ぶ高速船「淡路ジェノバライン」しかないため、バスや車でアクセスする場合には、通行止めになるまでに淡路島へ渡っておく必要があります。
「明石海峡大橋ブリッジラン」では、下り車線だけを使う予定になっています。あくまでも想像ですが、もしかしたら上り車線を使って、舞子と淡路島を結ぶシャトルバスなどを運行するかもしれません。
2022年の開催を中止
※2021年9月15日追記
明石海峡大橋ブリッジランを計画していた兵庫県と兵庫県教育委員会は、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから、2022年の開催を見送ることを発表しました。
9月時点でのコロナワクチン接種率は60%を超えました。ワクチンの効果が出ているのか、第5波もピークアウトし、感染者数が減少し始めています。
ワクチンが効かない変異株が発生しなければ、このまま収束に向かうのではないかと思います。
昨年から様々なイベントが中止になってしまいましたが、来年には平常に戻ることを祈ります。