瀞川渓谷は、氷ノ山那岐山後山国定公園にあり、日本の秘境100選に選ばれた原生林の森の中を流れています。
先日、神戸新聞で近くのキャンプ場がジブリ映画のもののけの森として紹介されていましたが、原生林と湿地、渓谷や渓流が神秘的な雰囲気の景観を作り出しています。特に、古木の根本や倒木、そして岩が苔むし、原生林の地面をシダが覆い尽くす、梅雨から夏頃の風景はまさにもののけの森そのものです。
そんなもののけの森の一角に瀞川渓谷があり、瀞川山を水源とする渓谷には大小様々な滝があります。
瀞川稲荷神社から渓流を登り始めると、まず、落差10mの双身の滝があります。双身の滝は滝口が2つあり、2本の滝となって落ち、再び1本の革となって下流へと流れていくことから夫婦滝とも言われています。
双身の滝から更に20分ほど上流に歩くと、瀞川滝があります。瀞川滝の落差は約50m。滝壺の右奥には不動明王が建っており、瀞川不動滝とも呼ばれています。
瀞川渓谷
場所:兵庫県香美町村岡区板仕野
地図:瀞川渓谷の地図
駐車場:無料