「和池の大カツラ」瀞川平のたじま高原植物園

和池の大カツラ

たじま高原植物園は、1000m級の山々連なる氷ノ山後山那岐山国定公園の瀞川平にある植物園で、湿原や自然林を生かした自然植物園です。自生植物は2000種類を超え、春、夏、秋には季節ごとに様々な高山植物の花を見ることができます。

先日、たじま高原植物園へ「ギンリョウソウ」を見に行ったという投稿をしましたが、たじま高原植物園には、「和池の大カツラ」と呼ばれる樹齢千年を超えるカツラの巨木があります。

和池の大カツラ
和池の大カツラ

和池の大カツラは、兵庫県指定天然記念物、但馬の巨木百選に選ばれており、その根本を日量5000トンもの湧水が流れています。

カツラの木の根が2又に分かれているところがあり、苔むした木の根のトンネルを湧水が流れ出ています。その神秘的な雰囲気は、ジブリ映画に出てくるもののけの森の雰囲気があります。

和池の大カツラの根本を流れるカツラの千年水
和池の大カツラの根本を流れるカツラの千年水

和池の大カツラ

幹周 15m以上
樹冠幅 東西各10m、南側16m、北側10m
樹高 38m
樹齢 1000年以上

和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水
和池の大カツラとカツラの千年水

カツラの千年水

カツラの木は水を水を集めるとされ、和池の大カツラも瀞川山から水を呼び寄せているといわれています。

カツラの千年水は1日に5000トンも湧き出ており、「カツラの千年水」と呼ばれ、環境省の「平成の名水百選」に選ばれています。

千年水の名前の由来は、瀞川平に降った雨や雪解け水が、ここからわき出してくるのに千年かかると言われていることから名付けられたそうです。

カツラの千年水は年間を通じて約10℃で、この冷たく安定した水温によって、たじま高原植物園を含む瀞川平の多くの動植物が生かされ、また地域の生活にも欠かせない水源になっています。

また、たじま高原植物園へのアクセス道路沿いには、カツラの千年水の自動販売機があります。

たじま高原植物園

場所:兵庫県美方郡香美町村岡区和池
地図:たじま高原植物園の地図
営業時間:9:00〜17:00
休み:4月〜11月は無休、12月~3月は木曜日定休(木曜日が祝日の場合は営業)
料金:大人400円、高校生320円、小中学生80円
アクセス:神戸からたじま高原植物園までは、加古川バイパス、姫路バイパスから播但連絡道路へ。和田山JCTから北近畿豊岡自動車道で八鹿氷ノ山ICまで。八鹿氷ノ山ICから国道9号で約25km。神戸からの総走行距離は約150km。混んでいなければ約2時間です。
駐車場:無料
公式サイト:たじま高原植物園

たじま高原植物園に咲くササユリの花
たじま高原植物園に咲くササユリの花
たじま高原植物園
たじま高原植物園
カツラの千年水の自動販売機
カツラの千年水の自動販売機

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