神戸市役所南の「東遊園地」は神戸旧居留地の東端に位置し、樹木や草花がたくさん植えられ、噴水や水路、ビオトープもあり、都会のオアシスとして人気のある都市公園です。「神戸ルミナリエ」や「阪神淡路大震災1.17のつどい」の会場にもなることでも知られています。
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神戸市役所の南側の「東遊園地」は、神戸旧居留地の東端に位置し、「神戸ルミナリエ」や、「阪神淡路大震災1.17のつどい」の会場にもなることで、全国的にその名が知られています。
東遊園地には、樹木や草花がたくさん植えられ、噴水や水路、ビオトープもあり、都会のオアシスとして人気のある都市公園です。
園内には、神戸居留地と生田川にまつわる記念碑、神戸が発祥となった記念碑、阪神淡路大震災の慰霊碑などや、彫刻などのオブジェが数多く設置されています。
東遊園地は、日本で最初の西洋式運動公園とされ、神戸居留地に住む外国人専用の運動公園として、1868年(明治元年)に開設されました。
当時、生田川は、布引の滝から生田神社の東側を通り、神戸市役所前のフラワーロード付近を流れていました。
この、生田川の堤防敷を運動場として利用したのが「東遊園地」の始まりで、当時は「外国人居留遊園」、「兵庫居留地集議院支配遊園」などと呼ばれていました。
当時の東遊園地では、野球、ラグビー、サッカー、ボウリングなどのスポーツが日本で初めて行われたと言われており、それらのスポーツが神戸から日本全国へ広まったとされています。
東遊園地には、居留地運営に力を注いだ実業家アレクサンダー・キャメロン・シムの記念碑や、ボウリング発祥の地の碑、近代洋服発祥地の碑など、外国から伝わったスポーツや文化の各種記念碑が建てられています。
東遊園地では、神戸まつり、神戸マラソン、阪神淡路大震災1.17のつどい、神戸ルミナリエなどのイベントが毎年開催されます。
神戸市消防音楽隊 グリーンコンサート、警察の年末警戒発隊式、ファーマーズマーケット、フリーマーケットなどのイベントも定期的に開催されています。
東遊園地のグラウンドでは、2015年度から社会実験として芝生の植栽と保護を行っています。東遊園地では、神戸ルミナリエなどの大規模イベントが行われますが、そのたびに、芝生が踏まれて消失し、補修や養生が必要になっています。補修や維持管理には年間1千万円~2千万円の費用がかかるそうです。また、養生期間中にはグランドが立ち入り禁止になり、数ヶ月間はグラウンドを使用できません。芝生で覆われたグラウンドは緑がきれいで清潔感もありますが、それだけの費用と手間がかかるのなら、芝生でなくても、ほかの公園で見られるような、芝生とほかの植物とのハイブリッドでもいいような気がしますが・・・。