新しい余部橋梁が開通したのが2010年。完成したニュースを聞いて行きたいと思っていましたが、完成してから12年、やっと見に行ってきました。
初代の余部橋梁は、東洋一のトレッスル橋と言われ、日本国内で最長のトレッスル橋でした。
現在はコンクリート製の橋梁に建て替えられましたが、初代の鉄橋の一部が記念モニュメントとして残され、また、鉄橋を支えていた鋼材を加工して、置物や文鎮などのお土産物として販売されています。
初代の余部橋梁は「余部鉄橋」と呼ばれ、文字通り鋼鉄製の「鉄の橋」でしたが、建て替えられた新橋梁はコンクリート製です。今は、「余部鉄道橋」との解釈で「余部鉄橋」と呼ばています。(しらんけど!)
でも、100年近く「余部鉄橋」と呼ばれてきたわけですから、愛称として定着しているのでそれでもいいかな?と思います。
とにかく、初代も2代目も正式な名称は「余部橋梁」です。
ところで、余部鉄橋があるのは、香美町香住区余部という場所です。なのに、駅名は「餘部駅」と書きます。どちらも読み方は同じ「あまるべ」です。
これは、兵庫県にはもう一つ「余部駅」があります。「よべ」と読みますが、姫路市青山にある姫新線の駅です。
余部駅よりも餘部駅の開業が後だったため、重複を避けるために「餘部」の文字を使ったと言われています。
なので、「余部鉄橋」も「餘部鉄橋」と表記されたりすることがありますが、正式には「余部橋梁」と「餘部駅」です。
余部橋梁と餘部駅
場所:兵庫県美方郡香美町香住区余部
地図:餘部駅の地図
営業時間:余部橋梁と餘部駅周辺は24時間見学自由
余部クリスタルタワーと空の駅展望施設は6:00~23:00
道の駅 あまるべは9:00~18:00
鉄道グッズ一滴亭(鉄橋資料館)は8:00~19:00
休み:
余部クリスタルタワーと空の駅展望施設は無休
道の駅 あまるべは無し
鉄道グッズ一滴亭(鉄橋資料館)は不定休
料金:いずれの施設も入場無料
アクセス:山陰近畿自動車道「余部IC」から北へ約1km
駐車場:無料
公式サイト:
情報サイト:余部鉄橋「空の駅」~余部鉄橋の再出発!~ 兵庫県
余部鉄橋と余部橋梁 香住観光協会
余部鉄橋「空の駅」展望施設とエレベーター「余部クリスタルタワー」のご案内 香美町
神戸から余部まで、「播但連絡道路」、「北近畿豊岡自動車道」、「山陰近畿自動車道」を通れば約2時間30分で行くことができます。
北近畿豊岡自動車道と山陰近畿自動車道はいずれも未完成で、現在は無料で通行できます。神戸から豊岡、城崎まで約2時間で行くことができるのでアクセスがとても便利になりました。
新しい余部橋梁の写真
昔の余部橋梁(余部鉄橋)の写真
工事中の余部鉄橋の写真
余部鉄橋の夜景と香住町余部の花火大会の写真
2010年の新橋の完成後、撤去される余部鉄橋では、様々なメモリアルイベントが行われています。この花火大会もメモリアルイベントのひとつで、最初で最後の花火大会となりました。