7月29日、兵庫県伊丹市の公園で、小学5年の男子児童が毒ヘビの「ヤマカガシ」に右手首をかまれ、一時意識不明の重体に陥ったそうです。
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ヘビにかまれ男子児童が一時意識不明 伊丹の公園
「ヤマカガシ」は日本国内に普通に生息する毒ヘビで、田んぼのあぜ道や水路など湿った場所に生息しています。体長は60cm~120cm。過去には140cmを超える個体が捕獲されたこともあります。
「ヤマカガシ」は、地域によって体の色が異なり、関東地方や東日本では赤と黒の斑紋が特徴。近畿地方から中国地方では体側面の斑紋が不明瞭で全身がくすんだ緑色から青色の個体が多いそうです。
都市部の近郊でも、里山へ行くと、ハイキングコースや登山道には「マムシに注意」といった、注意喚起の看板をよく目にしますが、「ヤマカガシ」については、見たことがありません。
今回は、伊丹市のJR 中山寺駅の南東約1.6kmの住宅街で発見されており、近くを流れる川や田んぼに生息していたのではないかとみられています。
都市部の住宅街でも、里山に続く川が近くを流れていると、大雨などで上流から流されてくることもありますので、注意が必要です。
「マムシ」などの通常の毒ヘビは、前歯の牙に毒があり、かまれると前歯から毒を出し、かまれるとほぼ確実に毒を注入しますが、「ヤマカガシ」は上顎の奥歯に毒があるため、軽くかまれた程度では、毒が注入されないこともあるそうです。
しかし、毒性は強く、毒の強さはマムシの3倍~4倍といわれています。過去には死亡事故も起きています。
ヤマカガシは血が固まらなくなる毒を持っていますが、かまれても毒が入らないことも多く、近年まで毒ヘビと認識されなかったほど被害は少ないため、「毒ヘビ」との認識が低いこともあり、あまり問題とされてきませんでしが、「マムシ」よりも強い毒を持っていますので注意が必要です。
画像は「ウィキペディア Wikipedia」より引用
引用元WEBサイト「Wikipedia」
引用元記事「ヤマカガシ – Wikipedia」
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ヤマカガシ触らないで 身近な毒ヘビ、住宅地で発見
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— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2017年7月30日