兵庫県や神戸市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が増えてきました。兵庫県の累計感染者数は全国で8番目の多さとなっています。
7月19日時点での累計感染者数、入院者数、重症者数、死亡者数は以下のとおりです。
全国
累計感染者数 25,096
入院者数 4,348
重症者数 47
死亡者数 985
兵庫県
累計感染者数 834
入院者数 86
重症者数 0
死亡者数 45
神戸市
累計感染者数 325
入院者数 30
重症者数 0
死亡者数 12
新型コロナウイルス感染者情報サイト
国内の発生状況など 厚生労働省
新型コロナウイルス 国内感染の状況 東洋経済オンライン
特設サイト 新型コロナウイルス 最新ニュース NHK
新型コロナウイルス 感染者数データ NHK
関西特設サイト 新型コロナウイルス NHK大阪
新型コロナウイルス 検査数・陽性者数等の状況 兵庫県
神戸市内での患者の発生状況について 神戸市
世界における新型コロナウイルスの感染状況 外務省
コロナウイルス(COVID-19)全世界感染者マップ Google
コロナウイルス(COVID-19)ダッシュボード WHO
感染拡大を予防する「ひょうごスタイル」
兵庫県では、新型コロナウイルスの感染拡大を予防する「ひょうごスタイル」を推進しています。「ひょうごスタイル」では、以下の対応を推奨しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を予防する「ひょうごスタイル」の推進 兵庫県
感染拡大を予防する「日常生活」(ライフスタイル)
1 ウイルスとの共存を意識した生活習慣
(1)「3密」(密閉・密集・密接)の回避
(2)身体的距離(ソーシャルディスタンス)の確保(できるだけ2m。最低1m)
(3)マスクの着用(※)、咳エチケットの徹底
※熱中症リスクを考慮し、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合は、マスクをはずす。
(4)手洗い・手指消毒(手洗いは30秒程度、石けん・消毒薬の利用)
(5)体温測定・健康チェック(熱や風邪の症状がある時は自宅で療養)
(6)発症時やクラスター発生時に備え、いつ誰とどこで会ったかを記録
日常生活の各場面別の行動スタイル
(1)買い物
・通販、電子決済の利用
・展示品への接触は控える など
(2)公共交通機関
・会話は控えめに
・混んでいる時間帯を避ける など
(3)食事
・持ち帰りや出前、デリバリーも利用
・お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避ける など
(4)娯楽・スポーツ等
・公園はすいている時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用 など
(5)冠婚葬祭等
・多人数での会食は避ける
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
感染拡大を予防する「働き方」(ワークスタイル)
在宅勤務(テレワーク)、ローテーション勤務、時差出勤の推進 など
自然災害と感染症との「複合災害」への備え(災害文化)
(1)「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営ガイドライン」の活用
(2)複合災害に対応するための事前準備
・自然災害と感染症との「複合災害」に備え、避難場所・避難所の確認や避難所での対応等について、事前に準備
・避難判断にあたっては、「マイ避難カード」や「ひょうご防災ネット」アプリを活用
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
厚生労働省では、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」を6月19日から運用しています。
COCOAは、アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットなどが、他の端末と1メートル以内に15分間以上近づいた状態が続いた場合、相手のデータ(識別子)が「接触情報」として互いの端末に記録される仕組みで、記録された接触者情報は14日間保存されます。
COCOAを使用している人が、新型コロナウイルスへの感染が確認された場合、感染者本人がCOCOAに感染情報を入力すると、接触があった人に対して通知が届く仕組みになっています。
7月20日現在で約770万の端末にダウンロードされています。
COCOAの使い方やダウンロード方法などは、厚生省のWEBサイトで確認してください。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application 厚生労働省
兵庫県新型コロナ追跡システム
兵庫県では独自に「新型コロナ追跡システム」を7月10日から運用しています。
兵庫県新型コロナ追跡システムは、QRコードを使って感染者の発生を知らせるシステムです。
利用方法は、飲食店や商業施設、またイベント会場等を利用する場合、店舗や会場に掲示されているQRコードをスマートフォンで読み込み、LINEのアカウントかメールアドレスを登録します。
その施設を新型コロナの感染者が利用していたことが分かった場合、兵庫県は日付と施設名を明示して、感染者との接触の可能性があることを施設の利用者に通知します。
対象施設は、飲食店、商業施設、ホテル、遊興施設などのほか、兵庫県内で開催される講演会や音楽会など、多人数が集まるイベントなどが対象となります。
利用者が登録するのは、LINEのアカウントかメールアドレスのみで、名前、住所、電話番号などの個人情報は兵庫県で把握できない仕組みになっています。
兵庫県新型コロナ追跡システムの詳細は公式WEBサイトを御覧ください。
兵庫県新型コロナ追跡システム 兵庫県
兵庫県の第2波に備えた判断基準と対応
この時期に新入社員の歓迎会するの!?
私の勤めている会社では、近く、新入社員の歓迎会を開きます。
感染者「ゼロ」が続いていた6月頃から計画されていたのですが、伊丹、西宮、神戸、姫路などの6箇所の支店の社員が三宮の飲食店に集まって歓迎会を開く予定になっています。
ここ数日、急激に感染者が増えてきましが、会食は中止や延期にはならないようです。
会食では、感染予防・感染対策の「3密(密閉・密集・密接)の回避」、「身体的距離(ソーシャルディスタンス)の確保」、「マスクの着用」はできそうにありません。
もし、社内で感染者が出てしまえば、最低でも2週間の経過観察が必要となります。状況によっては、その間、各支店も閉鎖が必要になるかもしれません。「リスク管理」や「危機管理」ができているとは思えません。
感染のリスクが高い会食にはできれば参加したくないのですが、クラスターの発生源にならないよう祈りつつ、とりあえず「兵庫県新型コロナ追跡システム」は利用しようと思います。