神戸市でヒアリ発見
先月、神戸港(ポートアイランド)で荷揚げされたコンテナから「ヒアリ」が発見されました。
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ヒアリが神戸市に上陸
コンテナ内でコロニーを作っていたヒアリはすべて駆除されましたが、6月16日、神戸市のポートアイランドのコンテナヤードのアスファルトの隙間から、約100匹のヒアリがいるのが発見されたそうです。
ヒアリは、「アリ塚」を作るそうです。アリ塚は、地上に土が盛り上がるのが特徴なので、見つけるのは容易なのだそうですが、生息し始めたばかりの初期には地中にいるので見つけにくいそうです。
大きなアリ塚になると、1つの巣の中に数十~100匹以上の女王アリが同居していて、働きアリが10万から50万匹いるそうです。
今回は、卵を産む女王アリは発見されておらず、繁殖は確認されていないそうです。
ヒアリが上陸している可能性が高まったとして、ポートアイランドや六甲アイランド、尼崎市などで範囲を広げて調査を進めています。
今度は「アカカミアリ」を発見
6月20日に、ヒアリの調査をしていた職員が、ヒアリに似た毒を持つ別のアリ「アカカミアリ」を約100匹発見したと報告がありました。
アカカミアリは、ヒアリと同様に環境省指定の「特定外来生物」に指定されており、ヒアリより毒性は弱いものの、刺されるとショック症状を引き起こすこともあるということです。
アカカミアリは沖縄本島などで生息しているのが確認されていて、博多港で見つかったこともあるということで、神戸市は見慣れないアリには触らないよう注意を呼びかけています。
アカカミアリとは
アカカミアリは、ヒアリより一回り大きく、体長3~8mm程度の小型のアリで、体は黄色っぽい褐色をしています。肉眼ではヒアリと区別がつかないそうです。
ヒアリと同じように腹部に毒針を持ち、刺されると激しい痛みを感じますが、ヒアリに比べて毒性は低いとされています。
日本では、小笠原諸島の硫黄島や沖縄本島などで定着しているのが確認されています。
神戸市からのお知らせ
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毒ヒアリ発見の神戸港 今度は別の毒アリ100匹
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— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2017年6月21日