明石市二見町にある観音寺で沙羅(ナツツバキ)の花が見頃を迎えています。
観音寺には11本の沙羅の木があります。沙羅の花は朝に花を咲かせ、夕方には抜け落ちるように散ってしまいます。沙羅の花を見るのなら午前中がいいと思います。
本堂では、6月30日まで、観音寺ゆかりの武将・横河重陳が徳川家康から受け取った書状(感状)の複製や、江戸時代中期の涅槃図などを公開しています。
平家物語に、「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」とありますが、日本ではナツツバキをを沙羅と呼んでおり、沙羅双樹とは別の植物だそうです。
沙羅双樹は、仏教の開祖・釈迦が入滅したとき、臥床の四辺にあったといわれ、仏教と深いつながりがあり、無常の象徴とされ、寺院などで植えられています。