手柄山中央公園に建つ回転展望台「喫茶手柄ポート」が2018年3月25日で閉店しました。
回転展望台「喫茶手柄ポート」は、1966年(昭和41年)に開催された姫路大博覧会のシンボルタワーで、当時のアメリカのロサンゼルス国際空港の管制塔を模してデザインされたそうです。
回転展望台「喫茶手柄ポート」は、高さ約21メートル。4階部分に68席の喫茶店があり、フロアがテーブルや座席ごと回転し、約14分で姫路市街地を360度見渡すことができます。
2015年に姫路市は、手柄山中央公園を再整備することを決定し、回転展望台は老朽化のため取り壊されることが決定されましたが、市民から惜しむ声が相次ぎ、2017年にモニュメントとして残すことになりました。閉鎖後は、安全対策のため周囲をフェンスで囲い、立ち入ることができなくなります。
手柄山中央公園 回転展望台「喫茶手柄ポート」
2018年3月25日(日)閉店
住所:兵庫県姫路市西延末440
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日
閉店1日前の3月24日に行ってきましたが、メニューの約半数が販売中止となっており、注文できるのは、ビーフカレー、デザート、酒類だけでした。
3月24日は、入り口のエレベーター横の階段には、入店まで60分~120分待ちの行列ができていました。最後の営業日となった3月25日には、駐車場内に4時間待ちの行列ができたそうです。
回転展望台「喫茶手柄ポート」
回転展望台「喫茶手柄ポート」
喫茶手柄ポートへの入り口となるエレベーター
エレベーターの横の階段には2時間待ちの行列
喫茶手柄ポートの店内
喫茶手柄ポートの店内
喫茶手柄ポートの店内
手柄山中央公園(姫路大博覧会の会場)
神戸新聞Twitter
サヨナラ姫路の回転展望台 眺め見納めに長蛇の列
半世紀にわたり親しまれてきた兵庫県姫路市・手柄山中央公園の回転展望台が最終日を迎えた25日、市内外から大勢の人が思い出の地に詰め掛けた。4階の喫茶店で食事をしながら「見納め」の眺望を楽しんだり、外観を写真に撮ったりして名残を惜しんだ。
サヨナラ姫路の回転展望台 眺め見納めに長蛇の列:https://t.co/kjVzmUz5kY pic.twitter.com/caWq08IpVE
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2018年3月25日
神戸新聞Twitter
ドローンで見る回転展望台
昭和の高度成長期を凍結保存したような光景。レトロな雰囲気の主役は、近未来を思わせる“空飛ぶ円盤”だ。回転展望台。姫路市中心部の手柄山中央公園にそびえる。最上層、円盤部分は床が周回する喫茶店になっている。1周14分の空中散歩。眼前に広がる城下町に、世界遺産・国宝姫路城や書写山が次々と登場する。
UFOのようにも見える外観がどこか懐かしくも思えます。姫路市の手柄山中央公園にある回転展望台。最上層はゆっくりと回る喫茶店になっています。名残惜しいのですが営業は3月25日まで。建物はモニュメントとして残すことになっています
ドローンの映像は→https://t.co/O1OhHnGdHK pic.twitter.com/2TIxGGZsU4— 神戸新聞映像写真部 (@kobenp_photo) 2018年3月12日
兵庫県の回転展望台
神戸市 神戸ポートタワー
営業中
神戸市 須磨浦山上遊園 回転展望閣
営業中
神戸市 舞子公園 舞子タワー
1997年12月 営業終了
神戸市 六甲山 回る十国展望台
2002年11月24日 営業終了
姫路市 回転展望台「喫茶手柄ポート」
2018年3月25日 営業終了