明延鉱山と神子畑選鉱場を結ぶ鉱山トロッコ電車、通称一円電車は、1987年に明延鉱山明延鉱山の閉山とともに廃線となりましたが、2010年に観光トロッコ電車として復活し、定期的に運行しています。乗車料金は一円!毎年10月上旬頃に「あけのべ一円電車まつり」が開催されます。
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明延鉱山と一円電車
神子畑選鉱場とムーセ旧居
※イベント情報は変更になる場合があります。事前にご確認の上おでかけください。
養父市大屋町の山中にある明延鉱山は、日本有数の錫を産出する鉱山でしたが、1987年(昭和62年)に閉山し、現在は観光坑道として保存されています。
明延の歴史は大変古く、飛鳥時代には開山されていたと伝えられ、奈良東大寺の大仏(奈良の大仏)鋳造にも明延産出の銅が多量に使用されたと言われています。
明延鉱山、神子畑選鉱場、生野鉱山を結ぶ鉱山トロッコ電車は、通称「一円電車」と呼ばれ、鉱石と乗客の輸送に活躍していました。一円電車は正式には「明神電車」といい、1945年(昭和20年)に敷設され明延鉱山閉山の1987年(昭和62年)まで運行されていました。
多くの電気機関車・客車・バッテリーカーなどは、養父市立あけのべ自然学校や明延鉱山、生野銀山、道の駅あさごなどに保存されています。2010年10月からは、毎月第1日曜日に動態保存が行われることになりました。
2017年3月には、富山県の立山砂防工事現場で活躍したディーゼル機関車が1両追加され、4月に運行を開始しました。
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神子畑選鉱場とムーセ旧居
2019年
4月7日(日)
5月3日(金)、4日(土)、5日(日)
6月2日(日)
7月7日(日)、21日(日)、28日(日)
8月4日(日)、11日(日)、18日(日)、25日(日)
9月1日(日)
10月6日(日)(一円電車まつり)
11月3日(日)
客車のくろがね号を牽引するのは蓄電池機関車です。ディーゼル機関車は1日2回運行しますが、ディーゼル機関車には乗車できません。
上記イベント開催日以外でも一円電車の運行が可能です。運行期間は4月から11月で、イベント開催日以外での運行には運賃とは別に料金が発生します。また、運行スタッフの調整が必要になりますので、事前の予約が必要です。詳細は、あけのべ自然学校へお問い合わせください。
一円電車の運行日に合わせて、予約無しで明延鉱山の一部が見学できます。明延鉱山は国の近代産業遺産。ガイドの案内で坑道を見学します。見学できる坑道は約600m、所要時間は約60分。坑道内の気温は約12度。夏はひんやりクールスポットにもなっています。
日程:2019年4月~11月の主に第一日曜日と夏休みの毎週日曜日
※探検坑道 日曜見学会は一円電車体験乗車会と同日開催
時間:10:00~15:00 ※午前2回、午後2回
入坑料金:高校生以上1,200円、小・中学生600円。
明延探検坑道はイベント開催日以外にも行われています。イベント開催日以外での参加には事前の予約が必要です。3日前までにあけのべ自然学校へお問い合わせください。
日程:毎年10月上旬頃開催
時間:9:00~16:00
くろがね号の体験乗車会
明延鉱山探検坑道見学会
あけのべ探訪スタンプラリー
明延ミュージアム「第一浴場」一般公開
北星長屋社宅一般公開
その他バザー、飲食ブース、特産品の販売、ステージイベント、一円電車ペーパークラフト教室、須永秀夫の一円電車模型展、電車のおもちゃで遊ぼうなど