「顔面神経麻痺」発症当日

「顔面神経麻痺」発症当日

8月11日、朝起きて右まぶたが開ききらないことに違和感を覚え、洗面所で鏡を見ると、顔の右側に表情がないことに気が付きました。

目を見開いたり、口を開けたり、額にシワを寄せようとしても、右側だけがピクリとも動きません。

頭がぼんやりして熱っぽさもあったので、体温を測定してみると38.5度の発熱がありました。

今思えば、数日前から、歯磨きのときに口をゆすぐと、右側から水が飛び出していました。

このときには、飲食には違和感がありませんでしたので、あまり気に留めませんでしたが、このときが顔面神経麻痺の発症の始まりだったのではないかと思います。

ブログタイトルに「顔面神経麻痺発症当日」と書きましたが、実際には「発症3日目」かもしれません。

もしかして「新型コロナウイルス」に感染したかも?

この頃は、新型コロナウイルスの第2波の感染が拡大している時期で、感染すると、味覚、臭覚、聴覚等に異常がでるという報道も耳にしていたので、もしかして新型コロナウイルスに感染したのかも?という不安が心をよぎりました。

このときには、家族の誰一人として「顔面神経麻痺」だということに気が付きませんでした。というよりも、「顔面神経麻痺」という病気自体を知りませんでした。

神戸市でも、新型コロナウイルスの第2波が到来し、感染者数が増えている時期でもあり、もし新型コロナウイルスに感染していたら大変なことになると思い、家族に相談し、2、3日様子を見ることにしました。

当初、新型コロナウイルスの感染の可能性がある場合には、「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合に、帰国者・接触者相談センターに相談をする」とされていましたので、しばらく様子を見ることにしました。
※ この基準は5月に撤廃されています。

神戸市では、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、かかりつけ医か、かかりつけ医がいない場合は、市の新型コロナウイルス専用健康相談窓口へ電話をかけてから紹介された医療機関で診察を受けることになっています。

間違っていた判断

新型コロナウイルスの感染を疑って、しばらく様子を見ることにしましたが、この判断は、間違っていました。

あとから知ったのですが、顔面神経麻痺は、発症後の治療開始が早ければ早いほど治療の効果が出やすいのです。

そんな事も知らずに、発症した当日は、発熱による体の怠さから、仕事を休んで一日寝て過ごしました。

翌日は、体温が37.5度まで下がっていましたが、顔の右半分は相変わらず動かないままです。

会社には、もうすぐお盆休みに入るので言いにくかったのですが、しばらく休みをもらいました。

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