神戸北野異人館は、開国後の日本に住み始めた外国人が、住居として建てた洋館などが残され、保存されているもので、40棟あまりの異人館が現存し、「風見鶏の館」、「萌黄の館」、「ラインの館」、「仏蘭西館」、「うろこの家」、「オランダ館」など約16棟が公開されています。
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神戸北野異人館は、開国後の日本に住み始めた外国人が、住居として建てた洋館などが残され、保存されているもので、40棟あまりの異人館が現存しています。
その中で、「風見鶏の館」、「萌黄の館」、「ラインの館」、「仏蘭西館」、「うろこの家」、「オランダ館」など約16棟が公開されています。
1977年に、NHKドラマ「風見鶏」が放送されると、全国に神戸北野異人館の名前が知られるようになり、現在では、神戸の観光の中心になっています。
1868年(慶応3年)の神戸港の開港後、日本人と外国人との紛争を避けるため、現在の三宮駅から元町駅の南側に外国人居留地を作りました。
その後、来日する外国人の増加により住宅地が不足しはじめ、内地雑居が認められると、神戸港を一望できる山の手、現在の北野町周辺にも外国人が住み始め、西洋式の住宅がたくさん建てられました。
神戸に住む外国人の数は、年々増え続け、1889年(明治22年)に神戸市が誕生した際には、約13万4700人にまで増加したとされています。
北野町周辺では、最盛期には、200棟以上の異人館が建てられ、洋館と和風住宅が入り混じった独特の景観を形作っていました。
戦災や老朽化、さらには1995年の阪神・淡路大震災によって異人館もしだいに数が減り、現在残っているのは、40棟あまりとなっており、異人館の一部は、相楽園、神戸ポートアイランド、王子動物園などに移築されています。
また、昭和初期には、神戸市西部のJR塩屋駅からジェームス山にも外国人が住むようになり、現在でも多くの外国人が住んでおり、異人館が約50棟現存しています。