皆既月食 2018年1月31日に全国で観測可能 「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」

  1. HOME
  2. 皆既月食2018

2018年1月31日には皆既月食が日本全国で観測できます。月の一部が地球の陰に入る月食は、20:48頃に始まり、地球の陰から完全に出る月食の終了は24:12頃で、約3時間24分ほど月食と皆既月食を観測できます。月全体がが地球の陰にすっぽりと覆われる皆既月食は、21:51頃から23:08頃までの約1時間16分ほど観測できます。今回の皆既月食は、「スーパームーン」、「ブルームーン」、「ブラッドムーン」の3つが重なる、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」という数十年に一度しか起こらない珍しい皆既月食になります。

更新:

このページの目次

  1. 皆既月食の時間、場所
  2. 皆既月食が日本全国で観測できます
    1. 皆既月食の情報サイト
    2. 皆既月食の生中継・映像配信
  3. 皆既月食とは? 皆既月食はなぜ赤い?
  4. 皆既月食の時間と月の高度
    1. 兵庫県神戸市での月食の時間、方位、高度
  5. 【動画】皆既月食の見え方
    1. 国立天文台の公式YouTubeチャンネル
    2. アストロアーツの公式YouTubeチャンネル
  6. 赤いブルームーン「ブルー・ブラッドムーン」幸せの赤い月
    1. スーパー・ブルー・ブラッドムーンとは
  7. 過去に起こった皆既月食とこれから起こる皆既月食
  8. 皆既月食の壁紙写真・画像
  9. スーパー・ブルー・ブラッドムーンの壁紙写真・画像

皆既月食の時間、場所

皆既月食と神戸ポートタワー(合成写真)
皆既月食と神戸ポートタワー(合成写真)
拡大

皆既月食が日本全国で観測できます

2018年1月31日には皆既月食が日本全国で観測できます。

今回の皆既月食は、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」という数十年に一度しか起こらない珍しい皆既月食になります。
赤いブルームーン「ブルー・ブラッドムーン」幸せの赤い月
スーパー・ブルー・ブラッドムーンとは

月の一部が地球の陰に入る月食(部分食)は、20:48頃に始まり、地球の陰から完全に出る月食(部分食)の終了は24:12頃で、約3時間24分ほど月食と皆既月食を観測できます。

皆既月食は、21:51頃に月全体がが地球の陰にすっぽりと覆われ、地球の陰から出始める皆既月食の終わりは23:08頃になり、約1時間16分ほど皆既月食を観測できます。

兵庫県各地の天文台や科学館などでは、皆既月食の観測会やライブ映像の配信が予定されています。明石市立天文科学館では、解説を交えながらYouTubeでライブ放送が予定されています。ライブ放送では、軌道星隊シゴセンジャーが登場するかも?

明石市立天文科学館
2018年1月31日の皆既月食を明石から生中継します

皆既月食の観測では、天気が気になりますが、残念ながら、兵庫県南部と神戸市は曇りの予報になっています。

皆既月食の情報サイト

皆既月食(2018年1月31日)国立天文台(NAOJ)
月食各地予報  国立天文台暦計算室
【特集】2018年1月31日 皆既月食 アストロアーツ
JAXA宇宙教育センター「みんなで皆既月食を観察しよう」

皆既月食の生中継・映像配信

明石市立天文科学館
2018年1月31日の皆既月食を明石から生中継します

姫路市星の子館の天文生中継
2018年1月31日(水)に姫路から皆既月食の中継を行います

NVS
東京都内より皆既月食中継

ウェザーニューズ
皆既月食特番

NASA
スーパーブルーブラッドムーンストリーミング中継

皆既月食とは? 皆既月食はなぜ赤い?

皆既月食とは、太陽、地球、月が、一直線に並んだ時に起こる天文現象で、月が地球の陰に入り、月が暗く見える現象を言います。

月食(部分食)と皆既月食の違いは、月に地球の陰が部分的にかかることを月食(部分食)といい、月全体にかかることを皆既月食と言います。

皆既月食が起こると、地球の陰に入った月は、真っ暗にならず、暗い赤色(赤銅色)に見えます。

これは、夕日を見る時と同じで、地球の大気によって太陽の光のうち、波長の長い赤系の光が屈折・散乱されて月の表面に投影されるので、皆既月食の月は赤く見えます。

月食とは 国立天文台(NAOJ)

皆既月食の時間と月の高度

今回の皆既月食は日本全国で観測できます。

月の一部が地球の陰に入る月食(部分食)は、20:48頃に始まり、地球の陰から完全に出る月食(部分食)の終了は24:12頃で、約3時間24分ほど月食と皆既月食を観測できます。

皆既月食は、21:51頃に月全体がが地球の陰にすっぽりと覆われ、地球の陰から出始める皆既月食の終わりは23:08頃になり、約1時間16分ほど皆既月食を観測できます。

月食は、月が見える場所であればどこでも同時に起こります。日食のように観察地によって時刻が変わるということはなく、全国どこでも同じ時刻に始まって終わります。

ただし、同じ時刻であっても観測地点によって、月が見える方位や高度は異なり、日本であれば、おおむね西の地域ほど月食開始時の月の高度が低くなります。

月食開始時の月の高度は、札幌 44°、仙台 45°、東京 45°、大阪 42°、福岡 38°、那覇 35°です。

月食終了時には月の南中高度に近い位置にありますので、南の空高くに満月が見えます。

皆既月食の見え方
皆既月食の見え方
壁紙 1920x1080

神戸での皆既月食の見え方 ※これはイメージです。実際とは異なります。

兵庫県神戸市での月食の時間、方位、高度

部分月食の始め
時間 20:48頃
方位 98.2°
高度 41.5°

皆既月食の始め
時間 21:51頃
方位 110.5°
高度 53.7°

月食の最大
時間 22:30頃
方位 121.1°
高度 60.6°

皆既月食の終り
時間 23:08頃
方位 136.2°
高度 66.6°

部分月食の終り
時間 24:12頃
方位 176.1°
高度 71.8°

【動画】皆既月食の見え方

国立天文台の公式YouTubeチャンネル

2018年1月31日の夜に皆既月食が起こります。この月食は、日本全国で観察することができます。
月は、東南東の空で20時48分にかけ始め、21時51分に南東の空で皆既食となります。皆既食となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見えます。
皆既食は23時08分に終わり、その後は徐々に欠けた部分が小さくなっていき、日付の変わった0時12分に、南の空で部分食が終わります。皆既月食の全行程が空の高い位置で起こるため、とても観察しやすい月食です。

株式会社アストロアーツの公式YouTubeチャンネル

2018年1月31日の宵から深夜にかけて皆既月食が起こり、日本全国で始めから終わりまで月食の全過程が見られます。天文ソフト「ステラナビゲータ」で、月の変化の様子や周りの星々の様子をシミュレーションしてみました。

赤いブルームーン「ブルー・ブラッドムーン」幸せの赤い月

1月は、1月2日と1月31日の2回満月になります。1か月の間に2回満月が起こるときにその2回目の月を「ブルームーン」と呼びますが、実際に青いわけではありません。

皆既月食では、地球の大気を通った太陽光が月を照らすため、満月が赤く(赤銅色)になります。皆既月食で赤く染まった月を「ブラッドムーン」と呼びます。

今回の皆既月食では、このブルームーンが赤く見え、「ブルー・ブラッドムーン」になります。

皆既月食とは関係なく、月が赤く見えることがあります。

月が赤く見えるのは、月が昇り始めと沈む時で、夕日と同じ原理で赤く見えます。

このように赤く見える月は、「幸せを呼ぶ ストロベリームーン」や、「幸せの赤い月 ルナ・ロッサ」などと呼ばれたりします。

スーパー・ブルー・ブラッドムーンとは

今回の皆既月食は、「スーパームーン」、「ブルームーン」、「ブラッドムーン」の3つが重なる、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」という数十年に一度しか起こらない珍しい皆既月食になります。

スーパームーンについては、1月2日の前回の満月がスーパームーンだったので、厳密に言えば、今回の満月はスーパームーンではありませんが、前回の満月に次いで2番目に大きい月となります。

スーパームーンとは、月の軌道が地球に最接近することにより、見かけの大きさが最大となる満月のことを言います。

ブルームーンとは、1ヶ月の間に2回満月になる時、2回目の満月をブルームーンと呼びます。

ブラッドムーンとは、皆既月食により月が赤っぽく見えることを言います。

過去に起こった皆既月食とこれから起こる皆既月食

2000年7月16日
2001年1月10日
2004年5月5日
2007年8月28日
2010年12月21日
2011年6月16日
2011年12月10日
2014年10月8日
2015年4月4日
2018年1月31日
2018年7月28日
2021年5月26日
2022年11月8日
2025年9月8日

皆既月食の壁紙写真・画像

写真は2011年12月10日に撮影したものです。
2018年1月31日撮影の「スーパー・ブルー・ブラッドムーンの壁紙写真・画像

皆既月食と神戸ポートタワー
皆既月食と神戸ポートタワー(合成写真)
壁紙 1920x1080

インターバル撮影した皆既月食を神戸ポートタワーの写真と合成

月食
月食が半分ほど進んだ頃に撮影
壁紙 1920x1080

明るい月面に露出をあわせて撮影 これだと普通の三日月の写真です

月食
月食が半分ほど進んだ頃に撮影
壁紙 1920x1080

暗い月面に露出をあわせて撮影 陰の部分が赤くなっています

皆既月食で赤く色づいた月の表面
皆既月食で赤く色づいた月の表面
壁紙 1920x1080

月全体が完全に地球の陰に入ると月の赤さがよくわかります

皆既月食の見え方
皆既月食の見え方
壁紙 1920x1080

神戸での皆既月食の見え方 ※これはイメージです。実際とは異なります。

スーパー・ブルー・ブラッドムーンの壁紙写真・画像

写真は2018年1月31日に撮影したものです。

月食の始まり
20:48頃 月食の始まり
壁紙 1920x1080

天気予報では「曇り」となっていて、月食の観測は難しいと言われていました。月食が始まった頃は晴れていて、絶好の観測日和となりましたが・・・

月食で月が半分ほど隠れた状態
21:20頃 月食で月が半分ほど隠れた状態
壁紙 1920x1080

月食が半分ほど進んだところで雲がかかって月がかすんできました。この後、急に雲が厚くなってきて、月がほとんど見えなくなりました。

皆既月食の始まり
21:52頃 皆既月食の始まり
壁紙 1920x1080

「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」が始まりました。月食が半分ほど進んだところから、月が雲に覆われてほとんど見えない状態でしたが、皆既月食が始まる直前、雲が晴れてきて、月がきれいに見えるようになりました。

皆既月食がはじめってから約20分
22:10頃 皆既月食がはじめってから約20分
壁紙 1920x1080

あと20分ほどで「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」が最大になるというとき、再び月が雲に覆われて、見えなくなってしまいました。今回の観測はここまでです。

関連ページ・カテゴリ

掲載している観光情報、イベント情報等の内容は変更になる場合があります。情報の正誤は、ご自身で確認、判断して頂けますようお願いします。掲載の写真や画像も現在は状況が変わっている場合があります。掲載している情報を利用したことにより、損害、不利益などが生じましても、賠償等の責等には応じられませんのでご了承ください。

HOME目次▲上へ▲