城崎秋まつり だんじり祭り2018

「城崎秋まつり だんじり祭り」は、城崎温泉で毎年10月14日（宵宮）と15日（本宮）に開催される古来から続く伝統の祭りで、温泉を御神体として祀る「四所神社」の秋季祭礼です。

城崎秋まつり だんじり祭りでは、四所神社を中心に上部・中部・下部に分け、温泉源泉の守護、五穀豊穣、町内安全を祈願する山車、だんじりが温泉街を練り歩き、セリと言われるだんじり同士の練り合わせを繰り広げます。

外湯を巡行する四所神社の神輿にお供する上部の山車「神輿太鼓」と、仲間に入ろうとする中部、下部の山車（大だんじり）が激しくぶつかり合い、最後には四所神社に帰ろうとする神輿と神輿を守る山車、それを邪魔する大だんじりの繰り広げる最大のセリ、一の湯前のみつどもえのクライマックスを迎えます。

城崎のだんじり祭りでは、だんじり経験の年功による階級的な役割が決められ、「執頭」、「警護」、「助」、「若衆」と呼ばれており、それぞれ服装にも独特の特徴があります。特におもしろいのは若衆で、首の後ろに座布団をくくりつけ、だんじりを担ぎます。

また、「練り合わせます」とか「下がります」などと大声を張り上げ、だんじりの動きを警護一人一人に伝令して廻るのも城崎だんじり祭りの特徴です。