豊岡市の安国寺(但馬安國禪寺)の裏庭には、山の斜面に滝のように流れるように植えられた「ドウダンツツジ」があり、紅葉が見頃を迎えると緋毛氈を広げたように真赤になり、本堂の座敷の障子越しに見ると額縁の絵画のように見えます。 公開期間中は紅葉のライトアップも行われます。
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紅葉の名所で知られる豊岡市の安国寺は、臨済宗相田集落の西部にある臨済宗大徳寺派の寺院で、法灯国師(無本覚心)の開山といわれ、法灯派の禅寺として鎌倉後期に創建されていたと考えられています。
1345年(貞和元年)、足利尊氏が後醍醐天皇をはじめとする南朝の戦没者の菩提を弔うために安国寺と改称されたと伝えられています。
安国寺の裏庭には、山の斜面に滝のように流れるように植えられた「ドウダンツツジ」があり、紅葉が見頃を迎えると緋毛氈を広げたように真赤になり、安国寺本堂の座敷の障子越しに見ると額縁の絵画のように見えます。
安国寺のドウダンツツジは、樹齢が百数十年といわれており、上下左右に約10mに広がる枝葉は、すべて一つの株から広がっています。
例年、11月上旬頃から色づきはじめ、11月15日頃に紅葉のピークを迎えます。
安国寺本堂越しに見るドウダンツツジの一般公開は、11月上旬から11月下旬頃までです。公開期間中は、19:00までドウダンツツジのライトアップが行われます。