曽根天満宮の秋祭りは、額に「八」の字を描き、狩衣姿に山鳥の羽を立てた花笠をかぶった童児(頭人)が、馬の背に乗って宮入りする「一ツ物」や、のぼりを立てた竹を男衆たちが地面に激しく叩きつけて割る「竹割」が見所です。曽根天満宮が発祥といわれる豪華絢爛な反り屋根型布団屋台の練り合わせも迫力満点!
※イベント情報は変更になる場合があります。事前にご確認の上おでかけください。
菅原道真を祀る曽根天満宮では、毎年10月13日と14日に秋祭りが行われます。
見所は、童子が花笠を頭に被り、額に「八」の字を書いて行われる「一ツ物」神事や、長さ約10mにも及ぶ青竹を割れるまで地面に叩きつける「竹割」です。かつては「流鏑馬」も行われていたそうですが、現在は、御幣を納めることでその代わりとしています。
曽根天満宮秋季例大祭は、神々をお迎えして神饌をお供えし、神と人が饗宴を共にしたのち再びお送りするという形式のお祭りです。
一ツ物は、童子が狩衣を着て、山鳥の尾羽のついた花傘をかぶり、顔には化粧を施し、額に「八」の字を書きます。
一ツ物は、目に見えない神様の姿を具現化しており、祭りの期間中一ツ物頭人には神様が憑依し、その子供が無意識に発する言葉を神の意志として受け取っていたといわれています。そのため一ツ物は馬に乗せたり、肩車をして地面に足をつけないように大切に扱われます。この一ツ物は、兵庫県の指定重要無形民俗文化財に指定されています。
一ツ物の宮入・宮出の際、先頭を行く青竹(幟旗)は、かつては先導と露払い、また、遠くからでも行列の位置がわかる目印の意味があります。宵宮には高張提灯を、昼宮には大幟をつけて一ツ物の先を行きます。
かつては、静かに行列していたものですが、現在は地面に叩きつけて割る竹割りが行われています。青竹(幟旗)は、播州地搗歌(じつきうた)に囃されながら粉々に 割れるまで地面に打ち付けられます。
曽根天満宮の屋台は、反り屋根型布団屋台と呼ばれています。この反り屋根型布団屋台は、北ノ丁が姫路市別所町の宮大工に作らせたのが起源で、曽根天満宮が発祥であるとされています。
祭りの進行は時間がずれることがあります。
10月13日(宵宮)
11:00~ 大祭式典
12:30~ 子供屋台宮入
13:10~ 布団屋台宮入
15:00~ 子供屋台宮出
15:50~ 布団屋台宮出
17:00~ 一つ物宮入、竹割神事
18:45~ 神式
19:35~ 一物宮出し、竹割神事
10月14日(本宮)
8:30~ 和供盛
10:30~ お面かけ神事
11:30~ 子供屋台宮入、奉納相撲神事
12:00~ 一つ物宮入、竹割神事
13:40~ 布団屋台宮入
14:00~ 和供神事
16:40~ 頭人巡行馬かけ、流鏑馬奉納
17:30~ 子供屋台宮出
18:10~ 一物宮出し、竹割神事
18:30~ 布団屋台宮出