宍粟市山崎町の大歳神社にある藤は960年(天徳4年)に植えられたとされ、千年藤と呼ばれています。例年の見ごろは4月下旬から5月上旬頃で、見ごろを迎えると藤まつりが開催されます。夜間にはライトアップもあります。
※イベント情報は変更になる場合があります。事前にご確認の上おでかけください。
※大歳神社のパンフレットより引用
大歳神社(だざいじんじゃ)の千年藤
県指定文化財 天然記念物
指定年月日 昭和47年3月24日
この藤は、山崎町上寺の大歳神社境内にあって、通称を「千年藤」と呼ばれているものです。境内に「千年藤」があり、その記念碑に、「天徳四年(960年)に当村与右衛門が植えし」とあります。
種類は、花房が1m以上にも伸びるノダフジで、神社氏子有志で結成されている「千年藤保存会」が年間を通じて撫育管理に努め、現在まで樹勢を維持し、5月上旬の花期の美観は誠に素晴らしく、毎年この時期に「藤まつり」が行われています。
千年藤の大きさは、根周り約2.8m、目通りでは約2.3mで、樹高約2.75mあって、幹は、3~4本ほどが束になっています。枝は、幹上から東へ約10m、西へ約9m、北へ約12mと四方に伸び、その周囲は85m、枝張りの面積は380平方メートルにもなり、境内のほとんど全部を覆う状態です。
この「大歳神社の藤」は、その巨大さにおいて、岩手県「藤島の藤」や埼玉県「牛島の藤」など、全国にある国指定のいずれの藤と比べてもほとんど見劣りしないと言われています。
また、平成13年11月には、環境省より「かおり風景100選」に認定されました。