岡本南公園・桜守公園は、ササベザクラやショウカワザクラ、オカモトザクラ、エドヒガンなどの珍しい10種、約30本のサクラが花開きます。花見だんご、桜茶の振舞やお茶席が設けられ、大道芸などが開催されます。
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岡本南公園・桜守公園は、ササベザクラやショウカワザクラ、オカモトザクラ、エドヒガンなどの珍しい10種、約30本のサクラが花開きます。
この公園は故笹部新太郎氏の邸宅跡で、笹部新太郎氏の没後、1981年(昭和56年)に公園として整備されました。
桜が見頃を迎える4月上旬に、岡本南公園観桜会・ササベザクラ祭が開催され、花見だんごや桜茶の振舞(各先着500人・無料)、お茶席(有料)、大道芸などのイベントが催されます。
笹部桜(ササベザクラ)は、笹部新太郎氏が桜の研究の中で、霞桜(カスミザクラ)と大島桜(オオシマザクラ)系の里桜(サトザクラ)を交配して創出されたといわれています。
笹部桜(ササベザクラ)の原木は、笹部新太郎邸の庭(現岡本南公園・桜守公園)にありましが、枯損しています。全国各地に植えられている笹部桜(ササベザクラ)は、その子孫になります。
笹部新太郎氏は、90年余の生涯をサクラの研究に費やし、「桜博士」と呼ばれていました。水上勉氏の小説「櫻守」のモデルにもなり、NHKでドラマ化されています。
笹部新太郎氏は、宝塚市切畑長尾にある大峰山の麓に、桜の研修を行う演習林「亦楽山荘」を造園し、桜の品種保存などを研究していました。
その後、京都府向日市にも「桜苗圃」を造園。大阪造幣局の通り抜け、奈良県吉野、兵庫県西宮市夙川公園ならびに甲山周辺など、各地で桜の管理・指導を行いました。
笹部新太郎氏が整備した宝塚市の演習林「亦楽山荘」は、JR西日本福知山線武田尾駅の東にあり、JR福知山線武田尾廃線跡のハイキングコースの途中にあります。現在は「兵庫ふるさと桜づつみ回廊」の一部、「桜の園」として整備され、武田尾廃線跡の桜の名所として知られています。
兵庫ふるさと桜づつみ回廊・桜の園へのアクセスは、JR福知山線武田尾駅から徒歩約10分で廃線入り口、廃線入り口から徒歩約10分で桜の園、入桜の園り口から大峰山登山道を徒歩約15分で亦楽山荘・隔水亭へ行くことができます。亦楽山荘・隔水亭周辺の桜は、笹部新太郎氏の愛した山桜がほとんどなので、染井吉野ほどの派手さはありません。